親は古臭いタイプの人間で、男は所帯を持ってこそ一人前という考えでした。
自分自身、いつかは素敵な人と一緒になりたいという思いがありましたが、親ほど焦りは持っていなかったのです。
そのため、自然に出会って自然に交際し、いつか結婚できればそれで良いと考えていました。
この考えは親にも伝えてあったのですが、それではいけないと思ったようで、親が勝手に結婚相談所での入会手続きを済ませてきたのです。
お金を払ってしまったのであれば仕方がないと何度かお見合いを行いましたが、全く自分の理想とする相手に出会えません。
確かに、スペックだけを見ると自分には勿体ないほどの女性なのかもしれませんが、話していてもっと話したいと思ったり、これからの人生を一緒に過ごしたいと思えたりする人ではなかったのです。
なかなか相手が見つからずにいると、親は他の結婚相談所に登録するべきかと言い始めました。
さすがに勘弁してほしいと思うようになり、自分でも恋人を探そうと考えるようになったのです。
結婚相談所で出会う人はどちらかと言えば自分の親に近い考えの人が多く、自分は今どきの考えの女性を求めていたのでもっとカジュアルな方法で恋人を探したいと考えました。
以前友人が使っていたのを見ていたので、何となく勝手が分かっていたということからもアプリを利用することにした理由の1つだと言えます。